そらいろのひろと申します。
前編では私と珈琲との関わりについてお話してきましたが、今回は焙煎について紹介したいと思います。
珈琲5歩目
私は昔から「やってみたい」という意欲が高く、いろんなことにチャレンジしてきました。
珈琲に関しても「こんな美味しい珈琲が作れるなら、自分で作ってみたい!」それが焙煎のきっかけです。
Amazonで『手網』を購入し、いつも行く珈琲豆屋さんで
「な、生の豆って買えたりするんですか?」と緊張しながら話したのを覚えています。
「いいですよ!どれぐらい欲しいです?」案外軽い返事でした。
「50gで良いです。」
お店から出た時はウキウキ中のウキウキでダッシュで帰ったのを覚えています。
珈琲6歩目
いざ!焙煎!
ガスコンロの上でフリフリしていたのですが、
20分ぐらいフリフリしても、珈琲が出来上がることは無く。
「珈琲豆って大変なんだなー」と腕が疲れる&汗まみれで思っていました。
40分フリフリしていて気が付きました。
「いや、さすがに長くね?」
手網の焙煎では10~15分ぐらいが通常です。
焦げるのが嫌で『弱火』&『全力フリフリ』を貫きすぎて、
全く豆の温度が上がっていなかったんですね、、、
それから、中火で弱フリフリをしていると、
今度は花吹雪のように『チャフ吹雪』が起こり、キッチンがチャフまみれ。
それと同時期に豆が「パチパチ」とハゼ始めました。
ウキウキしながら、もう少し、もう少し
色づいてきても、もう少し、もう少し
その時、ものすごい勢いで珈琲から煙が上がりました。
驚きと焦りながらも、火から下ろし、今度は冷却フリフリ。
初めて自分で焙煎した珈琲豆が出来上がりました。
では、さっそく挽いて飲みましょう。
手挽きのミルでゴリゴリ。(いつもより美味しそう!)
焙煎~試飲して思ったこと、、、
・お店で焙煎したやつの方が全然美味しい。
・豆の焙煎具合がバラバラ。
・むしろ若干焦げてる豆もある。
・めっちゃ大変。
初めての焙煎は少し凹みました。
珈琲7歩目
それから、私は時間と火加減を定量化しながら、
安定した焙煎が出来る様にコンロに向かう日々を続けていました。
あるとき、珈琲焙煎をしていると友人に話したところ、
「飲んでみたい」とお話を頂き、珈琲豆をプレゼントしたところ、
「めっちゃ美味しい」とコメントを貰い、率直に嬉しかったです。
自分が作ったものをこんなにも喜んで貰えるとは!!
それから、何人かに飲んでもらってはいたのですが、
手網だと『管理が大変』で『量が作れない』問題に直面しました。
珈琲8歩目
ここでちょっと大きなお買い物!
焙煎機を購入しました!!
いろんな焙煎機を比較したのですが、自分が購入したのは『ジェネカフェ』です。
比較した焙煎機については別の機会でお話させて頂きますね。
手頃な値段と言っても8万円ぐらいするものです。
本当に買っていいのかな?と思いながらも、ポチっと購入。
ジェネカフェは到着まで3週間ぐらいかかりましたが、無事設置完了。
実際に使ってみて思ったのですが、「本当に素晴らしい」の一言。
温度管理、時間管理、チャフコレクター、自動冷却
文句なしでした。
豆のロットや焙煎量によって若干のコントロールは必要ですが、
より安定的に珈琲豆を焙煎することが出来る様になりました。
珈琲9歩目
それから、毎日のように焙煎する日々。
時間や温度の調整、豆のピッキングも欠かしません。
時間と温度、焙煎度、いろんなことをノートにメモしながら、珈琲豆と向き合いました。
何度も何度も焙煎し、試飲してもらい、いろんな種類の豆を焙煎して、
自分の中で「喫茶店にも負けない珈琲豆が出来たんじゃないかな?」そう思えるようになりました。
珈琲10歩目
今でも「珈琲の事を知っている」と言える立場ではないです。
それぐらい珈琲の奥深さを知ってしまったからだと思います。
ですが、自分の中で美味しいと思える珈琲は焙煎できます。
今度は、自分が珈琲の良さを多くの方に伝えたい。
珈琲を飲むのは日常の一瞬かもしれないですが、
その一瞬だけでも「ホッと一息つく時間」を提供できればうれしく思います。
昨今の世の中は大変で忙しく、気を張ることも多く、
皆様も一生懸命生活しているのではないでしょうか?
頑張り屋さんの皆様に、ぜひとも『そらいろ』の珈琲を。
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